2010年2月28日日曜日

学びの姿勢が結果をもたらす


 ゴルフレッスンを沢山見させていただいているが、その時には直っても、次に来たときには全く変わってなくて、また同じことを繰り返す人が多いというのが実感である。そのくらい違うものを自分のものにすることが難しいということなのだろうが、この0さんはちょっと違っている。一年半前のスイングと比較してみると、その改善ぶりが明確に判る。打席で練習されているときに見させていただいていたが、その時、ダウンスイングが時々外から入ることがあり、その時にはスライス系のボールを打っておられたが、インサイドからきちっと降りた時には、素晴らしい球を打っておられた。本人は気が付いておられたかどうかは定かではないが、これからそのポイントを注意されて練習されるといいと思う。
 この1年半の間のスイングを比較すると、上体の前傾角が崩れて、反り気味だったトップがきっちりと右膝で押さえられて、左肩から左足のつま先まで一直線に並んで、理想的なトップが出来ている。たれ気味だったクラブがきちっと水平を保ち、素晴らしい上体の捻転が出来ている。インパクトゾーン以降はもともと上手い人なので、後はインサイドからクラブを立てておろしてくる意識が生まれると、インパクトゾーンで更にヘッドが走り、飛距離が出るだろう。同時に球筋も変わってくると思う。今日の注目のお一人だった。頑張ってください。

2010年2月26日金曜日

市を上げてのホスピタリティーに地方都市の活力を見た


 年に四回ある高校柔道部の同期会、資格者は10名だが1名行方不明、1名出席拒否というところで、大抵8名か7名になる。会場は愛知県の知多郡内海町。伊勢湾に突き出た知多半島の先端、伊勢湾に面した昔、遠浅のきれいな海水浴場だったところだ。今から、50年ほど前少年赤十字隊のサマーキャンプで訪れたことのある思い出の地であり、大変楽しみにしていたが、記憶の軌跡は全くつながらなかった。
 翌朝、魚市場を訪れて後、常滑市に入り、市営の競艇を見学することになった。津島市の教育長宇佐美君の同窓で、常滑市の教育長の計らいであった。地方の公営ギャンブルも苦戦する中、ここ常滑はどうかなと思って訪れたが、なかなかどうして、ホスピタリティーあふれた対応がなされていて、大変気持ちよい。もっとも比較するものを持たないので、比較論は初めから無理で、自分のイメージと比べての話なので、これは重くはない。貴賓室に入れてもらって、昼食代、お土産を貰った分は少しお返ししなければと思って、三連単を5レースほど買ってみたが全敗、ほろ苦いデビュー戦となった。
 ギャンブルと言うとイメージが悪いが、運営に関してはそのイメージを払しょくするさまざまな対策が行われて進化してきているようだ。乗るボートは抽選で同じ規格のモノが選手に渡され、それを調整して使うということが判り、なるほどと感心した次第である。このように馬にもボートにも全くの縁のない連中の初参戦であった。感心したのは黒字経営だということ、そのことが入場者に感じられたことだ。これは地方自治体が経営する公営ギャンプル故の事かも知れない。

何事も本人が楽しまなければ続かない


 今日はゴルファーズガーデンの活動を皆様にご案内したい。2001年の創立でそれ以来、杉田ゴルフ場にお世話になっている。列記とした株式会社で資本金も15,500千円である。今では自然建材、健康住設機器を工務店、リフォーム会社にお届けする商社機能が加わり、収益的には圧倒的に依存度が高いが、そもそものルーツはゴルフレッスンをインターネットで送受信するビジネスモデルを実践するために造られた会社である。従って、社名は株式会社エコローグと変わっても、ゴルフ関連事業は「ゴルファーズガーデン」の商号で継続している。ルーツがゴルフだから継続している訳ではなく、ゴルフが好きだから、お客様の喜ぶ顔が好きだから続けていると言ったところだろうか。
 土日の101番打席での仕事のほか、ゴルフスクールのビデオレッスンの模様をDVDに収めさせていただき、固定したお客様が利用していただいている。画像・映像というデヴァイスをあまり評価しようとしないのはゴルファーばかりでなく、プロの中にも程度の差はあれ、見かけられる。目の前に川があるともうそれを渡ろうとしない人が多いが、川の向こうには今まで見たことのないモノがあるということを知らないで、何かを終えるとしたら何とさびしいことではないだろうか。
 レッスンの画像やDVD制作のほかに、さまざまなゴルフ会やゴルフコンペの記録を映像画像に納めさせていただく仕事を請け負っております。本格的な営業は人的能力に限界がありますので、行ってはおりませんが、人づてに依頼されるケースが多く、多忙です。作業はコストを無視してお客様に喜んでいただけるかどうかという観点で行っていますので、コストパフォーマンスは「?」ですね。しかし、それに勝る利益、すなわち、「人との出会い」という利益が産まれので、その方がうれしいですね。仕事だったら出来ないことが続けられるのは好きだから楽しいからではないでしょうか。

2010年2月25日木曜日

本格的に改造に着手


 熱心な内田教室の生徒の一人、亀井さんのスイング改造が始まった。大変しなやかな体をされている方で、今でも十分だが、ここまで一生懸命やられていると本格的なスイング改造に進んだ方がいいのではないかという判断を担当の内田先生がされたようだ。筆者も大賛成である。従来、バックスイングで右サイドが伸び上がり、グリップ位置も頭の後ろまで来て、両肘が曲がるので、典型的なオーバースイング、従ってダウンスイングでは右肩が下がり、上下動の激しいスイングになっていた。さらに重心が右に残って、そっくり返るスイングになっていたが、今回は先ず、バックスイングを変えて右足にウエイトが乗り、右サイドに逆くの字型のポケットが出来るようにし、オーバースイングを抑えるようにしようということで、従来のスタンスより広めに取り右ひざで抑えてテークバックを開始し、グリップ位置を右耳の横あたりで止め、両肘が曲がらないようにした。従来よりもゆっくりしたテークバックが必要で、反動を使うことを抑えるようにした。その結果が、この写真であって、初期段階の関門は見事にクリアーされた。
 次はダウンスイングの軌道が従来のままなので、これを修正したい。どうしても下から打たないとボールが飛ばない、上がらないと思いがちであるが、クラブには「ロフト」という角度があり、ドライバーの場合は何せボールがティーアップしてある。スイングをすればクラブの最下点から上昇に移る場所にボールが置いてあるわけで、ボールを上げようと意識しなくても自然と上がるのだ。
 それよりもなによりもいいのは亀井さんが「素直」に臨まれていることだ。この姿勢が学びには必要だ。大いに応援していきたい。

2010年2月19日金曜日

YESパターフィッティングシステムの導入


 300ヤードのビッグドライブも30cmのショートパットも1打は1打。そんな苦い思いを持っておられるゴルファーは沢山おられる筈だ。そこで、パターのメーカーとして豊富な経験を持つM.I.T.インクから使用しているパターをベストフィーリングにする調整システムが紹介された。グリップエンドを抜き、シャフトの中にウエイトを装てんしてベストフィーリングを出すシステムで、実際にボールを打ち、専門のインストラクターによってコンサルティングされながら最適なものを造って行くという方法である。
 このシステムを杉田ゴルフ場の練習グリーンを使って、今春から来場客の皆さんにご紹介していこうと考えている。当ゴルファーズガーデンの専用打席101番の打席からすぐに対応できる体制を取らせていただくようお願いをしていますので、おっつけご案内できると思います。価格等詳細は決定しておりませんが、数千円のレベルに抑えたいと思っております。

2010年2月5日金曜日

明るさが周りを照らす


 日曜日にご夫婦で酒井教室に来られるFさん。奥様ともども明るくさっぱりしたいいご夫婦だ。特にご主人、いつも笑顔を絶やさず、前向きにレッスンに臨まれている。ご覧のようにがっしりした体躯で強靭な筋力がある方で、ゴルフクラブもマニアックなシャフトを使われている。
 このFさんの今のスイングを4年半前のそれと比較してみた。明らかに無駄な動きがとれて、スイングがキレてきている。上半身の回転がキレて、左サイドへウエイトが乗り、I字型のフィニッシュがきちっと取れている。写真ではよく見えないが、当初あった左足かかとの浮きや緩みが抑えられてきているのだろう。下半身をアドレスのままに置いておいて、上半身をしっかりレベルに捻転して、パワーをクラブヘッドに伝えられるようになっている。これが、この間の進歩だろう。
 こうやって、自身のスイングの変遷を見てみるのも大きな勉強になるはずで、何でもそうであろうが、現状認識を素直に行い、素直にその対策を施していく。その過程で、こうやってビジュアルに現実を見ることが習慣的に行われれば、さらに効果的だろう。その意味でFさんご夫婦のアプローチを参考にされたい。

2010年2月3日水曜日

第三回杉田有志の会親睦ゴルフ会開催決定!


昨年12月に雨天延期となっていた親睦ゴルフ大会を3月に行うことになりました。まれにみる大雨で、前日から天気予報を見て中止の案内を出さざるを得ない状況でしたが、夕方には晴れ、戸部の「いろは」で忘年会だけ盛大に行うことができました。
 今回のやり直し大会は3月19日ということで、まだ少し桜には早いかも知れませんが、春の樹花が花をつけてめっきりと春めいてくる時期と思われます。すでに、12名の参加者が決定しましたので、参加希望者がおられても受け付けは不可です。お許しください。次回は梅雨に入る前に行いたいと思っておりますが、人数は少し増やしたいと考えております。

お宝 Somethings Never Change


 この写真は1953年全米オープンでプレー中のベン・ホーガンを写したもので、ベン・ホーガンに魅せられて数々の名シーンを撮影し絶賛を浴びたプロ写真家の手によるものである。この写真は筆者がベン・ホーガン氏からサインを付けてもらったもので、画面の下にサインの跡が残っている。いただいたのは1985年前後だったと記憶しているが、かなり記憶が薄れている。ベン・ホーガンのスイングを代表する素晴らしい写真と思い、大事に額に入れている。ホーガンさんとのお付き合いはビジネス上のモノであるが、彼の名前を刻んだクラブの販路はゴルフ場のPGA公認プロゴルファーによりプロショップで販売されていたので、プロ(日本で言えばゴルフ専門店の店主)を非常に大切にしてきた。それと同時に、プロもホーガン氏は神様のような存在感があり、カリスマ性が高かった。故に、そのモノづくりの高品質と革新性、それと製品に脈打つ哲学故に、彼の存命中、PGAツアーではトップブランドとなり、多くの有名選手が使っていた。数年前に大活躍したマーク・オメーラなどはホーガン氏のお気に入りのプロだった。
 筆者はいまだにベン・ホーガンのApexアイアンを使用しているが、これは一生続けるつもりだ。スペシャルサンドウエッジなどは35年以上、同じものを使っているが、ウエイトを落とすためにドリルで裏から穴を開けているが、フェース面が減ってきて、穴が開いてきた。モノには命があると思っており、ゴルファーはその命を貰って、プレーしていると思っている。まさにベン・ホーガンのアイアンは自分の人生の中で、唯一こだわって使っているお宝である。

練習をするということは信念を付けることである


 ことをなす根本の力は信念であるといわれる。おおよそ9年間も毎週日曜日朝7時半からのゴルフレッスンに通って技を磨くことを続ける信念とはゴルフスイングというものに磨きを掛けてスイングの乱れや失敗をなくすためであり、大丈夫という信念をつけ、それをさらに練り上げて揺るぎのないもの、絶対的な信念にまで高めることである。よくスポーツ選手の成果を「自信に裏打ちされた・・・」という言葉で表現するが、裏と言う意味は実は練習を積み重ねるという意味なのだ。
 今日のお客様上村さんは当社の最初の最初のお客様であり、お付き合いは9年も続いている。この9年間の成果は大変大きなものだろう。この写真の二年間を比較しても完成度があがっていることが見て取れる。個性は残っているが、無駄なものがそぎ落とされて、スイングの流れが実にいい。ご自身は謙遜されているが、このスイングは実が入ったいいスイングです。これを見て、自信を持っていただきたい。

2010年2月1日月曜日

遼クンファンの夢來クン(4歳)がやってきた!


 午前中のレッスンの収録が一段落して、整理をしているとビデオ打席に可愛らしい4歳の男の子がお父さんに連れられてやってきた。ちゃんと子供用のゴルフセットを1式持っている。少し見ているとどうやら本格的にゴルフを習ったことはなさそうで、お父さんが練習の合間に教えている程度のようだ。お父さんのゴルフもキャリア豊かなゴルファーとは言えないようで、立派な体はしておられるが快音がなかなか聞こえてこない。
 そんな中で、少し子供に教えてあげようと声を掛けてみた。お父さんも教えてもらうことには賛成のようで、恥ずかしがる「ボク」を叱咤してくれた。まず、アドレス、グリップ、スタンス、ボールの位置などを教えると、さすが男の子である。クラブが振れるので、ボールに当たりだした。センスは十分のようだ。
 聞くところによると、石川遼の大ファンということで、テレビ放送を一生懸命みているとのこと。こうゆう話を聞くと久々に人に影響を与えるプロが出てきたということが実感として残る。
 肝心のお父さんの方にも少し手を入れることにした。こちらもプロについて学んだことはなく、見よう見まねで始めたとのことだが、幸いにして身体のプ力は高い、変な癖が付いていない。基本的なグリップスタンスは素直である。そこで、クラブの機能を説明し、上げようとして、下から上になっている軌道を、ボール位置を変えて、ダウンブローにスイングできるようにアドバイスした。インパクトがしっかりして、打球音、飛距離が全く変わった。ドライバーもアドレスの取り方、ボールの見方、重心の位置、バックスイングで右ひじのたたみ方等々を修正して打ってもらうと、今まで出たことのない打球音と飛距離に変わり、本人が一番驚いた。「ラウンドする時いつも一緒に居てくれませんか」と頼まれたが、料金が高いですよとお断りした。

成長とは自分で気づき、自分で自分を育てるという自覚がもたらすものだ!


 今日は杉田有志の会の会員大塚さんの二年前のスイングと今のスイングに見る「PROGRESS」(成長)を見てみることにする。一目見比べただけで、二年前のスイングに比べて、今のスイングは暴れが少なく非常にスマートになっていることを感じていただけるのではないか。その主原因はバックスイングで前傾姿勢が崩れて上体が反り、左ひじが曲がってクラブが垂れてしまうことにある。この状態からスイングをしようとすると、ダウンスイングからインパクトまでの時間がかかりすぎ、それを間に合わせるために右肩が突っ込んで左肩が上がる。時には左ひじを逃がさないと行けなくなる。軌道はアウトサイドインでスライスボールになりやすい。
 今のスイングは前掲角度が大きく崩れず、角度がキープされてトップを造り、左ひじも曲がらないので、無駄な動きをしなくてもダウンスイングをインサイドから入れて、ストレート・インサイドに振りぬいて行けるのだ。肩の高さも大きく変わらず、許容範囲に収まっている。わずかな変化であるが重要な成長がここにある。意識してスイングというものを造ろうと努力しない限り身に付かない成果になってします。練習とはそれほどにデリケートな仕打ちをゴルファーに科してくるものだ。

田端プロの秘ぞっ子 Y子さんの素晴らしいスイング


 新しくグーグルのサービスを使って、「ゴルファーズガーデンー杉田有志の会」のH.P.を制作することにした。GOOのサービスで約5年ほど掲載していたが、週に2000アクセスほど注目していただいた。ゴルフを愛する皆さんに少しでも参考となればと思い、続けてきた。固定した読者もおられるようで、時々激励もいただく。有難いこととと思い、また出筆に力が入る。ブログの機能も随分と進歩し、難しい技術や知識は要求されないのはそれが専門でない筆者にはありがたい。
 杉田で土日やっていることは画像分析を使い、ゴルファーの皆さんにワンポイントレッスンを差し上げているが、これが大変喜ばれるようだ。現在のスイングを画像で見せて、その問題点を指摘することによって、謙虚に自分のスイングを分析されるようである。その問題点をこちらは多くのレッスンプロの皆さんから吸収した知識と自分が打席で実践している矯正方法を駆使しながら、即効性のアドバイスを差し上げている。ゴルフスクールの教え方とは変えて実践的な教えを留意している。それをビデオカメラに収録し、分解写真と動画でDVDに落とし込んで持ち帰っていただいている。
 今年最初のお客様はNさん。毎週、土日早朝にラウンドレッスン、10時ごろからは打席でのレッスンと半日を田端プロについて勉強されている方だ。ずーと以前にも一度おいでになったことがあるらしいが、記憶になく申し訳ない。が、このスイングを見て、二度と忘れることはないだろう。見事なスイングをされている。非の打ちどころのない素直で合理的なスイングで、感心した。練習の成果が素晴らしい結果として産まれている。女性の方がお持ちになる普遍的な欠点が一つもない。